2025/04/01 00:00
「東京諸々」「シティボーイにはわからない。」に続く、3冊目の本(自費製作 / ZINE)を出すことになりました。
引き続き、文章、デザイン、写真ともすべて自分で手掛けた書籍となっています。
上京し、夢を見て、挫折を知った。
それでもなお、東京で生きると決めた、すべての人へ。
◆本書内容
POPEYEの誌面で見たような、
洗練された生活に憧れ、東京の街を闊歩する。
田舎者だと思われないように、
必死に振る舞い、東京に擬態した。
流行を追い、感性を磨き、都会の風を身に纏おうとした。
でも、東京はそんな浅はかな努力を、見抜いていた。
この街は、何も持たざる者に優しくはなかった。
才能、財力、人脈、センス、文化資本、体力……
そういうものを持つ者だけが、夢を掴める街。
どれほど足掻いても、どれほど憧れても、
東京は簡単には振り向いてくれない。
それでも僕は、この街で生きたかった。
挫折も、痛みも、すべてひっくるめて、
それが東京に生きるということだ。
東京には、人の数だけ、こんな物語がある。
「東京諸々」「シティボーイにはわからない。」を1冊にまとめ、新たに書き下ろしを3篇加えています。
すでに2冊お持ちの方は、誤字脱字を修正して、ちょっと構成が変わっただけなので、正直買わなくてもいいのかなと思います。
また、今回で印刷所に印刷・製本を依頼した自分語りのエッセイ集を作ることに一区切りをつけます。
今後は、原点回帰をしてZINEと呼ばれるような中綴じなどの冊子を手製本で作ったり、エッセイなのか、雑誌なのか、あるいはアートブックなのか、何かしらの形で自分以外の誰かの本を作ることにしたいな〜と漠然と考えています。